2018年 06月 20日 ( 1 )

あの傘はどこに  

もう忘れなさい!とトンボが寄ってきた
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梅雨の時期になると毎年思い出して憂鬱になります。
遠い昔の思い出話なんだけどさ。
まだ夫婦で仕事を切り盛りしていた頃の話です。

中堅のスーパーへ原稿を貰いに行ったのです。
丁度今日のような雨が降る日で寒かった。

買い物が有ったからスーパーの入り口に置いて有る傘立てにお気に入りの傘を入れて店内に。
買い物を終え荷物を車に積んだ後事務所には裏から入ったんです。
仕事を終えてスーパーの入り口の傘立てに目をやるけど私の傘がない。
傘が無いのです。
思い入れのある傘だったから又事務所に戻り傘が無くなっていることを店長に告げて「出てきたら取っておいてね!」って頼んだのよ。
まさか間違って私の傘を持ち去った訳ではないと思う。
既に雨は上がっていたけど傘立てにはどうでも良い様な数本の傘きり残されていないんだから。
今もって戻ってこない傘です。

この傘は亡夫が母の日にプレゼントしてくれた傘でした。
持ち手が藤で出来ていて薄いクリーム地にぐるりと赤い線が数本入っていた素敵な傘。
何よりも亡夫が選んでくれた傘なんてこれ一本だけだったのよ。
だから大事に大切に使っていたのに悔しい思いをしました。
この時期になるとあの傘を思い出すのは持ち去られた悔しさが有るのでしょうね。

持ち去った人もあの傘を気に入ってくれたのでしょうか。
それとも雨に濡れるのが嫌だったからちょっと貸してねと言うつもりだったのかな。
どんな思いで使っていたのか。
気に入って使ってくれたのならそれはそれで良しとしようか。

傘は結局戻らなかったけど思い出は消えない。
そのスーパーも今は廃業となり跡地は宅地に変わってしまった。
悔しいけど傘の事もそろそろ忘れても良い頃かな。

車移動が殆どだから余り傘を差す時もないんだけど梅雨のせいかお洒落な傘が妙に欲しくなってきた・・・
お洒落な傘一本買おうかな~。


by ibakasumi60 | 2018-06-20 08:10 | 動物 | Comments(8)