これしきの階段上れない訳がない。
手すりに摑まって必死に上りました。 上れば必ず下りがある。 まるで私の体調と同じような苦難の道です。 手すりが有るからまだ楽です。 そっと手を借り力をお借りいたしますよ。 今日から二月ですね。 毎年二月になってまず思う事は亡夫の祥月命日が明日という事です。 亡くなってもう10年が経ちます。 7年目辺りまでは必死で仕事もこなし夢中で生きていました。 その頃から体調不良に見舞われ自分を見失いそうになっていました。 今は少しだけ何処か気を抜いた感じの日々の繰り返し。 緊張の糸が切れたようなアヤフヤな体調の毎日。 今日は亡母の月命日。 明日早朝に亡くなった亡夫に会いたくて一日早く墓参してきました。 お花を手向けお線香を供えるいつもと変わらない仕草です。 そっと手を合わせるとあの時の別れが蘇る様で辛かった。 涙が流れたけどそっと拭いたら強くなれました。 私にはまだまだ生きる道が残されている。 あなたの分までとは言えないけど自分の道を生きて行かなくちゃと思った。 今日は杖も突かないでここまで歩いて来れましたよ。 一生懸命足を上げてカッコよく歩いてきました。 この先もずっと傍で見ていてください。 「何時も幸子の傍に居る」って言ってくれたあなたです。 今でもそう信じているんですよ。 主人の友達が電話をくれました。 明日お線香をあげてに来てくださるという。 嬉しいです。 祥月命日を忘れないでいてくれるお友達が沢山います。 倶楽部のみんなも「福助」さんを思い出していますよ。 もっと一緒に俳句を楽しみたかったと言ってくださる方も有ります。 四国お遍路で愛媛の彼女の所には絶対に行きたいと言っていたあなた。 生きて夢はかなわなかったけど別世界からもうとっくに行ったのでしょうね。 思い出が多すぎてどこを切り取っても懐かしくて切なくて最後は泣き笑い。 こんな女房に誰がした~。 無性に会いたいと思う日です。
by ibakasumi60
| 2017-02-01 17:23
| 風景
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