やらずの雨? 

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亡夫の月命日で別荘でデートの日です。
もう何年通い詰めているのだろう。
月に一度のデートはいまだに新鮮で嬉しく感じられるのです。
遠距離恋愛で結ばれた私達だったせいか今も心はその時のまま。
少しも気にならないのです。
こんな思いは変ですか。

空模様が気になったけど雨はまだ降りませんでした。
墓前にお線香を手向け手を合わせて静かに向き合います。
複雑な心を曝け出し手を合わせます。

その頃になって霧雨が背中を濡らし始めました。
邪魔な雨ではなかったから墓前にしゃがみ込んで暫し近況報告。
何時も傍で見守っていてくれるのを感じることが有ります。
これからもずっと傍にいてねと我儘を言ってきました。

アメリカの独立記念日は何処のホテルも満室で予約なしの私たちは一晩中花火を見ながら車を走らせていました。
ロスからポートランド方面へ車を走らせていたんだったね。
独立記念日にはどこの街でも花火を上げてお祝いをしていました。
思い出の日は明日ですか。
アメリカ大好きなあなたはきっと何処か計画中でしょうね。
楽しんできてくださいね。



まだ帰したくない・別れたくないから雨が止むまでもう少し一緒にいて欲しい。
きっとそうよね。
だから今日の墓前での思いは違うのです。
建物の中なら使えたのかなこの言葉。
あなたが居たら多分「もう少し一緒にいよう・居たい」と言ってくれたでしょうね。

嗚呼 変なお婆。

by ibakasumi60 | 2015-07-02 19:28 | | Comments(0)
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